犬山市は名古屋市の中心部から北へ約25㎞に位置する「水と城と緑」のまちです。交通は名古屋鉄道の犬山線をはじめ3路線が犬山駅で結節しています。また国道41号線が東西に横断しているほか、名神・東名高速道路の小牧IC、中央自動車道の小牧東ICとも近く、交通の利便性が高いまちです。市域の多くは飛騨木曽川国定公園に指定され、希少な動植物が生息し、豊かな自然が残されています。
歴史・文化・観光資源に関しては、犬山城天守と茶室如庵の二つの国宝をはじめ、ユネスコ無形文化遺産犬山祭、1300年の歴史を持つ木曽川うかい、明治時代の貴重な建築物を集積した博物館・明治村、国重要文化財大縣神社、世界の民族資料を集めた野外民族博物館・リトルワールド、桃太郎伝説として今に伝わる「桃太郎神社」があります。また、今も江戸時代の町割りが残る犬山城下町には、多くの飲食店などが並び、まち歩きが楽しめます。
曽祖父が1920年にたばこの吸い口やパッケージをつくる会社を興したのが今日の前身です。世界に段ボール製造技術が広まり出した53年に、日本での段ボール製造をいち早く手掛けることを決断。日本では、段ボールが輸送包装の主役となりました。現在は愛知・静岡・宮城の各県に段ボールと紙管の製造拠点を7工場配置。近年は環境に配慮した製品の製造に取り組み、客先での工程改善や環境配慮の一助を担っています。輸送梱包では設計開発段階より3次元の最終完成形を2次元の設計図面に落とし込み、日本古来の「折り紙」を折るような思考にて顧客ニーズに対応するパッケージをオールインワンで開発しました。
私は現在、業界団体である中日本段ボール工業組合の理事長も務め、多忙な日々を送っています。
趣味といえるほど上手だとは思っておりませんが、好きなことは食べることと料理です。出張などでさまざまな場所へ行く機会がありますが、特に郷土料理が好きで、一人でもふらりとお店に立ち寄ることがしばしばです。私の心情としては、「生きるために食す」のではなく、「食すために生きている」です。命をつなぐためにただ食物を体に取り入れるのではなく、季節や土地の文化を思いながら料理を堪能することは、同じ行為であってもまったく楽しみ方が違うと思っています。そして舌で覚えた料理は自分で再現する喜びがあります。オープンキッチンのカウンターに陣取り、料理人が素材をどう仕上げていくのか、その過程すら私の楽しみの一つです。料理は段取りと手順が大切です。時には時短で電子レンジも多用しながらの作業は、効率重視の仕事に通じるところが大きいと勝手に思い込んで、仲間に振る舞っています。
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