環境省はこのほど、2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、「脱炭素先行地域」の第1回募集を開始した。脱炭素先行地域とは、30年度までに民生部門(家庭部門および業務その他部門)の電力消費に伴うCO2排出の実質ゼロ実現を目指す地域。全国で少なくとも100カ所を選ぶ方針が示されている。
募集対象は、地方自治体(市区町村、都道府県など)、複数の地方自治体の共同提案、地方自治体、民間企業、大学などの共同提案。選定に当たっては、脱炭素先行地域にふさわしい再生可能エネルギー導入量や発電量の割合などのほか、地域の課題解決と脱炭素を同時実現して地方創生にも貢献する点などを評価し、評価の高いものを選定する。募集期限は2月21日。
募集開始に先立ち、脱炭素先行地域づくりを検討、申請および実践する際の参考となる手引き「脱炭素先行地域づくりガイドブック」も公開している。
詳細は、https://www.env.go.jp/policy/roadmapcontents/index.htmlを参照。
最新号を紙面で読める!