日本商工会議所はこのほど、各地商工会議所の会員事業者を対象に、クラウドファンディング(CF)実施希望者をクラウドファンディング大手の株式会社CAMPFIREに紹介し、資金調達成功時にかかる手数料を軽減する仲介事業を利用した第1号案件がスタートしたことを公表した。同事業を利用した初めてのCFの実施者は一般社団法人リッツ学園(兵庫県西宮市)。仲介者となった西宮商工会議所では、プロジェクトの広報もサポートする。
日商の仲介事業は、各地商工会議所が会員事業者向けに従来から行ってきた地域振興や経営への支援に加え、非対面での新たなPR・資金調達の手法としてCFを活用しやすくするため実施するもの。中小企業、小規模事業者のCFに対する認知度向上に加え、手数料の軽減によって挑戦へのハードルを下げることで各地域の活性化を後押しする。
手数料については、通常、成功時に17%のところ15%に軽減。社会問題解決に資すると認められた事業については9%から2%軽減し、7%となる。
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