工学の最新知識を広め塾生の学びを支えた図書館
9代・11代会頭の藤山愛一郎は初代会頭・藤山雷太の長男で、9代会頭就任時は44歳でした。父と同様に実業家の道を歩んだ愛一郎は、大日本精糖(現・大日本明治製糖)や日東化学工業(現・三菱ケミカル)などの社長職を歴任、政治の世界へも進出しました。
雷太が設立し、愛一郎が母校の慶應義塾大学に1944(昭和19)年に寄贈した「藤山工業図書館」は、世界の工業関連誌を収集した図書館でした。その蔵書を基に、工学以外の一般書も幅広く取りそろえて日吉に新設された「藤山記念日吉図書館」は現在、「藤山記念館」と名を変え、塾生の学びを深める場となっています。
商工会議所の中小企業支援
日本の中小企業は、全企業数の9割、雇用者数の7割を占め、経済発展の重要な担い手です。商工会議所は、地域の伝統や文化を支え、コミュニティーの中核的存在である中小企業の経営基盤(ヒト、モノ、カネ、情報など)を強化し、後継者の育成、経営革新に向けた支援活動のほか、企業のライフステージに応じた支援策の拡充を国に働き掛けています。
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