山形商工会議所などが取り組む「山形名物 日本一の芋煮会フェスティバル」がこのほど、一般財団法人地域活性化センターが実施する「第26回ふるさとイベント大賞」最優秀賞(総務大臣表彰)に選ばれた。同フェスティバルは、山形市民の秋の味覚である芋煮を楽しむ芋煮会シーズンの始まりを告げるイベント。従来は直径6・5メートルの大鍋で約3万5000食を調理し提供するが、2020年度は新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、代替イベントとしてドライブスルー形式の「ドライブスルーで芋に恋して」を実施した。
通常時の日本一の大鍋で調理し、バックホーを使用して芋煮をすくいあげる様子はインパクトが大きい点、具材のほとんどが山形県産であり、県産農産物の消費拡大と観光誘客に貢献している点、コロナ禍での代替企画ではあったが、PRに努め、伝統を絶やさず継続することは次の開催、さらなる飛躍につながると考えられる点が評価され、受賞に至った。
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