海外で廉価に生産して販売するビジネスモデルが市場を席巻する家具業界にあって、一生使えるものだけを丁寧に製造販売し、顔の見えるお客様と長く付き合うことを信条とする小さな店が長野市にある。
創業1833年の「松葉屋家具店」が発行するニューズレターからは、同店の事業理念が伝わってくる。ある号の特集では「ありえないほど大きな木に、会いに行きました」という、同店が扱う天然の木の魅力を紹介している。そこに価格訴求は一切ない。
同店の商品の特徴を一言で表現するなら「百年家具」。100年の歳月をかけて成長した木材を使った家具を、世代を超えて使い続ける価値観を大切にしている。
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