全国各地の商工会議所が、東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で地域の〝自慢の逸品〟を紹介する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、10月25~31日に出展した白河の〝逸品〟を紹介する。
城下町として栄えた白河は、小峰城をはじめ多くの観光名所があり、日本酒、和菓子、そばなど名物も豊富。今回、白河商工会議所は、市内の三つの酒造会社(千駒酒造、大谷忠吉本店、有賀醸造)の人気の銘酒や秋限定酒、定番土産やご当地ラーメンなど多様な産品を出品した。
大正創業の千駒酒造は、冬に醸造して貯蔵し、秋に出荷する「ひやおろし(特別純米)」をアピール。月やウサギを描いたラベルで秋らしさを表すなどデザインも凝っている。明治創業の大谷忠吉本店は、5代目蔵元と兄弟杜氏の3人が試行錯誤してつくり上げた「登龍(特別純米)」を紹介。最も古い江戸時代創業の有賀醸造は、県の酒米「夢の香」を使った「陣屋(特別純米)」などを販売した。
また、人気店「とら食堂」の「白河ラーメン」や、白河の名産品〝だるま〟のパッケージが目を引く「白河だるまラーメン」も出品。お土産におすすめの菓子では、フレッシュバタークリームと角切りチーズがたっぷり入ったチーズブッセ「白河の月」や伝統菓子の「おきな餅」、だるまをモチーフにした「だるま最中(もなか)」「キャラメルだるま最中」なども紹介した。そのほか、老舗のみそやしょうゆ、コメ(白河産コシヒカリ)なども販売。事業者らも店頭に立ち、商品をPRした。
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