三原商工会議所(広島県)はこのほど、広島に拠点を置く自転車プロチーム「ヴィクトワール広島」と委託契約を締結し、所内にヴィクトワール広島三原事務所を開設した。同所が事務業務などを担ってチームをサポートし、自転車を活用したまちのにぎわいづくりにつなげる。
ヴィクトワール広島は、2015年に中四国で初めて設立されたプロのロードレースチーム。チームは2022年3月に市と「スポーツ振興に関する連携協定」を締結しており、官民連携で応援しようと、同所も協力してロードレース大会をPRするメディア出演のサポート、大会の会場となった中央森林公園の回遊イベントの開催など、チームをバックアップする活動を行ってきた。
チームが発展する中で、業務量やスタッフ不足が課題になっていたことから、今回、同所内にチーム・選手らをサポートする事務所を設立。スポンサー窓口、イベントや大会開催の支援、グッズ販売、ヴィクトワール応援自販機の設置促進、ふるさと納税返礼品企画など幅広いPR・支援活動を行う。
記者会見で同所の森光孝雅会頭は、「多くの方が、チームや自転車と触れ合える機会になるようなイベントを連携して行っていきたい。チームの活躍に比例して応援する三原市民や企業などが増え、まちのPRにつながり、観光や経済面での波及効果を期待したい」とあいさつ。同所は連携により、まちのにぎわい、市内経済の底上げ、ブランディングの向上につながる自転車を活用したさまざまなイベントやチームのPR活動などを展開していく。
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