全国各地の商工会議所が、東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で地域の〝自慢の逸品〟を紹介する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、1月17~23日に出展した岡山の〝逸品〟を紹介する。
岡山商工会議所は、岡山市内の小規模事業者4社のこだわりの商品を紹介した。県産の果物でジュースやゼリーを製造する「elims(エリムス)」は、桃の名産地・一宮の白桃やマスカットなどをパウチ型のゼリーにした「おかやま陽乃果」を出品。果実本来の香りや風味が生かされ、携帯しやすく食べやすいと好評の一品だ。
「おやつの64(むし)」は、実店舗を持たずイベント出店や委託、注文で手づくりのマフィンを販売する人気店。マフィンは保存料を使わず甘酒で甘みを出している。ブースには地元産の桃やレモンを使ったマフィン各種がずらりと並んだ。
ドレッシング「りんのひとさじ」シリーズを出品したのは、料理やヨガなどの各種講座を運営する「エコルヴェ」。規格外の野菜を使って同商品を開発した。「人参」「玉葱」と、みりんをつくる過程で出るみりん粕(かす)を使ったタイプな ど全5種類を紹介した。
地域起こしメニューの開発に取り組むカフェ&バー「douze(ドゥーズ)」は市内のしょうゆ蔵と共同開発した調味料「かつたまごかけしょうゆ」を出品。県産のえごまを自社で搾油したえごま油なども紹介した。「今回の出展は4社の首都圏でのテストマーケティングの一環」と同所。販売実績やアンケート結果から商品のブラッシュアップを検討していく。
最新号を紙面で読める!