日本商工会議所青年部(日本YEG)は2月15~19日、「第42回全国大会美の国あきた大会」を秋田県で開催した。全国のYEGメンバー6682人が出席(オンライン参加者1305人含む)。今年は「TO BE WITH YOU~あなたと一緒に~『喜びを幸せを共に感じよう そして次代へ』」をテーマに、秋田県内6市で分科会とエクスカーションを実施したほか、秋田市で会員総会、ビジネス交流会、物産展、記念式典、ビジネスプランコンテストとYEG大賞の表彰式などを開催した。
今回の大会は、秋田、能代、大館、横手、湯沢、大曲の6単会で構成する秋田県商工会議所青年部連合会が主管。記念式典には、日商の小林健会頭のほか、中谷真一経済産業副大臣(ビデオメッセージ)、佐竹敬久秋田県知事、穂積志秋田市長、辻良之秋田県連会長(秋田・会頭)ら来賓も多数出席した。
主催者を代表してあいさつした日本YEGの西村昭宏会長は、3年ぶりの対面開催となった今回の大会の意義を強調。「新たなYEGの物語『YEG STORY』」のスタートを宣言した。
記念式典であいさつした小林会頭は、全国515人の会頭のうち約30%の153人をYEGのOBが占めていることに触れ、「YEGの経験を生かしてほしいという、地域からの期待の現れだ」と指摘。「全国約3万2千人のメンバーが、今後も自身の成長や自社の発展のみならず、わが国・地域が抱える構造的課題の解決にもぜひ立ち向かってほしい」とエールを送った。
記念式典では、西村会長から小林会頭に「中小企業の補助金の活用」「中小企業における人材の有効活用、生産性の向上」「地域経済活性化」「カーボンニュートラルへの取り組みのための中小企業に対する支援」などの政策提言書を手交。また、2023年度~27年度の中期行動ビジョンも発表された。
今年で20回目となるビジネスプランコンテストと各地YEGの優れた取り組みを表彰する「YEG大賞」の表彰式も式典内で実施。次年度の第43回全国大会を、24年3月13~17日に石川県小松市などで開催することも発表された。
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