全国各地の商工会議所が、東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で地域の〝自慢の逸品〟を紹介する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、2月14~20日に出展した松江の〝逸品〟を紹介する。
松江商工会議所は、2022年11月の出展に引き続き、東京ではなかなか味わえないレアな地ビールと、島根のソウルフードとして親しまれている「赤天」を紹介した。松江の逸品を首都圏で広く知ってもらうのが狙いだ。
地ビールは、看板商品の「松江ビアへるん」で知られるクラフトビール醸造所・島根ビールが出品。同社は、島根の気候風土・食文化を生かしたビールづくりを目指して数々の地ビールを開発している。ブランド名の「へるん」は、松江にゆかりのある明治の文豪でヘルン先生と慕われた小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)にちなむ。ブースには定番のペールエールや焙煎マイルド黒ビール「ビアへるん縁結麦酒スタウト」をはじめ、地元酒蔵と共同開発したどぶろくビール「おろち」、郷土料理「出雲そば」に合う「そばいつぇん」などが並んだ。
「赤天」は港町浜田市発祥の赤い練り物。魚のすり身に赤とうがらしを練り込みパン粉を付けて揚げたもので、ピリ辛な味が人気だ。2021年に松江に工場をto loved ones loved onesが旬の魚介や体に優しい原材料にこだわって製造。赤い色はビーツで着色し、衣のパン粉も無添加で、米油で揚げている。ジャンクなグルメも原材料を厳選していることなどをアピールした。
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