全国各地の商工会議所が、東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で、地域の〝自慢の逸品〟を紹介する「地域うまいもんマルシェ」。今回は、2月21~27日に出展した伊丹の〝逸品〟を紹介する。
「今回は熱燗でおいしい日本酒を前面に紹介しました」とアピールする伊丹商工会議所。江戸時代に上質な清酒を江戸へ届け、西宮・灘と共に清酒のスタンダードを築いたことで日本遺産に認定された醸造地・伊丹を知ってもらおうと、多様な銘柄をそろえて出展した。
代表的な酒として小西酒造の「超特撰 白雪伊丹諸白 本醸造」を紹介。こうじづくりと清酒の仕込みに使うこうじ米・掛米両方に精白米を使う江戸時代の技法「諸白仕込み」で醸造した清酒で芳醇(ほうじゅん)な味わいが特徴だ。「全国燗酒コンテスト2022」プレミアム燗酒部門最高金賞を受賞。また、醸造元の小西酒造は国内外のコンテストで最も評価された酒蔵を認定する「2022世界酒蔵ランキング」3位と高い評価を得ている。
同酒蔵からは元禄時代の酒造記録を基に再現した「白雪 江戸元禄の酒 原酒」も出品。濃厚な琥珀(こはく)色の酒でロック、水割り、お湯割りで楽しめる。
そのほか、カジュアルに飲める大吟醸酒や、江戸幕府の官用酒(御免酒)であった伊丹老松酒蔵の「純米吟醸」などを販売。酒かすを使ったフリーズドライ即席かす汁や地ビール、健康志向の食品を手掛ける松谷化学の特定保健用食品「松谷のおみそ汁」や血糖上昇が穏やかな甘味料「レアシュガースウィート」などもブースに並んだ。
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