日本商工会議所はこのほど、各地商工会議所における受験者数拡大を図ることを目的とした「日商検定キャラバン隊」の後継事業である「日商キャリアアップ応援隊」による出前授業を2023年度から実施することを発表した。各地商工会議所などの要請に基づき、地元の大学・高校などの教育機関へ、各検定の普及推進委員などの講師を派遣。各教育機関の学生・生徒に向けて検定試験のメリットなどを伝える出前授業を実施する。
22年度は検定普及委員をメンバーとする「日商検定啓発キャラバン隊」の高校、大学、専門学校などへの派遣による出前授業・普及啓発セミナーの実施など各地商工会議所と連携した受験者拡大キャンペーンを展開。全国18都道府県で延べ35校の教育機関(2244人参加)が同事業を活用している。
昨年10月に訪れた花咲徳栄高校(埼玉県)では、2年生の生徒を対象に『簿記検定の学びは実社会でどう活かせるのか?』をテーマに開催。同12月には兵庫県立神戸商業高校の会計科課題研究発表会の場に参加するなど各地の教育機関のニーズ に合わせて精力的にキャラバン活動を展開した。
23年度の「日商キャリアアップ応援隊」の詳細については、後日改めて発表する予定。引き続き、簿記や販売士などの検定試験の意義や魅力、有用性を伝え、受験に向けた学習意欲を引き出すなど受験者数の拡大につなげる活動を行う。
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