太田商工会議所(群馬県)はこのほど、一般社団法人日本自動車部品工業会(部工会)との共催で自動車産業のサプライチェーン全体の付加価値向上に向けた取り組みに関する説明会を開催した。説明会では、「株式会社SUBARU」から、同社の調達基本方針をはじめ適正取引推進相談窓口などの取り組みについて紹介。続いて、インストルメントパネルをはじめ、自動車の内外装部品のメーカーとして事業展開する「しげる工業株式会社」から、取引適正化の取り組み実績とパートナーシップ構築宣言後の活動などについて事例発表が行われた。また、経済産業省からは、取引調査員(下請Gメン)による相談やその実態および各業界への働きかけなどの諸活動について説明があった。参加者からは、「非常に参考になる内容だった」「下請け零細企業だがとても勇気付けられた」といった感想が多く寄せられた。