大久保博之著
著者の大久保博之氏は、学校法人リリー文化学園の理事長で、幼稚園や小学校など合わせて14の教育施設を展開するリリーアカデミーグループを主宰する教育者。現在、水戸商工会議所(茨城県)の会頭を務めている。
同氏は、脳科学を教育現場で活用し続けてきた経験と、これまで40年間で5万人以上に及ぶ児童・生徒を育ててきた実績から、子どもの脳の発達過程には、あらかじめ決まった「臨界期」(どんなに頑張っても能力が伸びなくなる限界の時期)があり、それが「9歳」であることを突き止め、その能力を伸ばすためには「9歳」までの教育が大切であるという結論を導き出した。
そこで、「脳の発達過程に逆らわない教育」を行うため、2004年、全国初となる「幼小(幼稚園と小学校)一貫校」リリーベール小学校を設立し、校長に就任。「9歳」までと10歳以降で学習スタイルを分ける教育を実践し続けている。
その効果は目覚ましく、同校の児童は、学年平均で偏差値が50から64に大幅に上昇するとともに、「毎日パソコン入力コンクール」では8年連続で団体日本一に輝くなど、数々の実績を挙げている。
本書では、そんなリリーベール式の育脳教育を、家庭でも簡単に実践できるよう、超具体的なノウハウを惜しみなく紹介。子どもの能力を伸ばすために「いつ」「何を」行えばいいのか? そんな親の切実な疑問に対する答えが、ここにある。
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