日本商工会議所は10月9~10日、第30期第5回まちづくり・農林水産資源活用専門委員会(委員長:田辺隆一郎・八王子商工会議所会頭)を福岡県八女市と久留米市で開催した。委員11人、オブザーバーを含め総勢18人が出席した。
八女市内の視察では、八女市の伝統工芸館で、国指定重要無形民俗文化財に指定されている「八女福島の燈籠人形」などを見学した後、八女福島伝統的建造物群保存地区ではお茶屋や町屋を視察した。
その後の会合では、八女商工会議所の山口隆一会頭より「八女商工会議所主導による新たな地域資源を活用したまちづくりプロジェクト」について話を聞き、課題などの解決に向けて意見交換を行った。
久留米市での視察では、着物を通じた世界・地域の交流事業や文化交流施設「久留米シティプラザ」を視察。また、商工会議所が起業支援を行い、実際に起業した事業者を訪問した。
参加した委員からは、「地域資源を生かして、どう観光に結び付けるかが重要。滞在型や導線型、体験型などさまざまある」「女性の起業家がリーダーシップを取り、まちづくりを進めていただきたい」「行政などと密に連携することが重要」といった意見が寄せられた。
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