刈谷商工会議所(愛知県)は、現在も継続実施している同所の東日本大震災被災地支援事業が評価され、9月27日、同所を訪問した復興庁の錦織功政参事官より太田宗一郎会頭に復興大臣名の感謝状が贈呈された。
同所は、震災後、全国の商工会議所ネットワークを活用して実施された「遊休機械無償マッチング支援プロジェクト」において、提供機械数が最も多かったほか、被災地商工会議所に軽トラック・自動車、電気自動車などを寄贈した。
同プロジェクト終了後の2016年度からは、宮城県地域産業資源に認定されている「ずんだ」(枝豆をゆでてすりつぶしたもの)を活用した新商品開発事業を開始。仙台商工会議所(宮城県)、東京製菓学校と連携して商品を考案し、同所会員事業者5店の協力を得て8品を販売した。
17年度は、刈谷市民への認知度向上などを目的にずんだ餡(あん)を活用した「アイデアお菓子・パンコンテスト」を開催。応募55作品の中から上位3作品を商品化、会員事業者7店の協力を得て販売した。この2年間で購入したずんだ餡は、1・4トンに達した。
同所は「今後も復興支援を続けていく」と力強く話している。
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