須賀川商工会議所青年部(福島県・須賀川YEG)では、約400年続く地域伝統の火祭り「松明あかし」開催に伴う事前PRとしてのぼり旗を設置した。
11月10日の当日は、1本の長さ10メートル、重さ3トンもある巨大な松明をはじめ30本の炎があがる中、勇壮な松明太鼓が鳴り響き、約14万人の来場者でにぎわう大盛況となった。同YEGでは、祭りの2週間前から会場の五老山周辺や各施設、幹線道路など市内各所に恒例ののぼり旗を設置。地域全体を盛り上げるために続けている取り組みだ。
同日、イベントの一環として、「キャンドルナイト」も開催。道沿いに1000個のLEDキャンドルの明かりが灯り、幻想的な風景を演出した。
さらに、午前中からにぎわいを創出するために昨年から始めた「おもてなしフードコート」を設置・運営しており、市内の飲食店が腕を振るう料理に、多くの人が集まった。
同YEGの村井会長は、「伝統を受け継ぎ、さらに次世代へとつなげる取り組みで、地域振興のきっかけになるような働き掛けを続けていきたい」としている。
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