小諸商工会議所(長野県)と信濃毎日新聞社は、信濃毎日新聞社が運営するスマートフォンアプリ「HELAS(ヘラス)」を活用した事業系食品ロスの削減に取り組んでいる。
「HELAS」は、売り手(小規模小売店など)が消費期限の近づいた商品や不ぞろい品、型崩れ品などをアプリに出品すると、買い手(アプリユーザー)がリアルタイムでアプリから出品情報を受け取り、希望する商品を決済して購入、店舗で 商品を受け取る仕組み。7月3日から約1カ月間実施した実証実験には、小諸市内の小売店など6事業者が出店し、約12㎏の食品ロス削減につなげた。出店した事業所からは、「お店を知ってもらうきっかけになった」「今後も続けていきたい」などの声が寄せられている。
同所では、実験後も引き続き出店事業者を募集。現在17事業所が出店し、アプリで随時公開していく。同所は、ロスにつながる商品が売り上げになるばかりでなく、ECサイトや通信販売の手段を持たない事業者にはアプリユーザーに知ってもら うよい機会になるとして参加を呼び掛けている。
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