各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
松江商工会議所は、4月から松江市で開催されている「不昧公(ふまいこう)二〇〇年祭」関連商品をはじめ、そば、酒など特産品の数々を紹介した。不昧公とは、松江藩松平家7代藩主松平治郷(はるさと)のこと。大名茶人として茶道界に多くの足跡を残し、今年はその没後200年に当たることから市が不昧公や茶の湯をテーマにした事業を展開している。
今回販売したのは、不昧公二〇〇年祭記念菓子の「不昧菓」や島根県産の煎茶と麦芽を使った「松江茶ビール」、松江産そば粉を使った生そば「松江玄丹そば」、松江の3酒蔵の地酒が味わえる「松江地酒巡り3本セット」など。不昧菓は、松江市内の和菓子店7店が〝不昧公好み〟として表現した創作菓子で、柿をモチーフにした練り切りや池に映る月を表したようかんなど各社1種類、計7種類を紹介した。
松江茶ビールはお茶の香りが広がる和テイストのペールエール。松江玄丹そばは、甘皮ごとひいた風味豊かな出雲そばで食べ応えがある。また、松江玄丹そばとレトルトのパスタソースを組み合わせた「松江玄丹そばパスタ」、山陰土産の定番「どじょう掬(すく)いまんじゅう」、宍道湖のシジミを使った加工品などもブースに並んだ。不昧公二〇〇年祭は10月6、7日の松江城大茶会など来年秋まで開催される。同所はこれらイベントや観光もPRした。
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