各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
和歌山県の海岸線中央部に位置する御坊市は、海や山など自然に恵まれたまち。御坊とは僧侶の住まいを意味する言葉で、市の名は浄土真宗の拠点、本願寺日高別院(日高御坊)に由来するといわれている。江戸時代の問屋街の風情を残すまち並みや営業距離2・7キロメートルの紀州鉄道などが見どころだ。御坊商工会議所は、水産加工品や菓子、コメなど多岐にわたる逸品をそろえ、御坊をアピールした。
「完熟まりひめ苺シロップ」は、市内の農園が和歌山県オリジナル品種のイチゴ「まりひめ」を使い無添加・無着色で仕上げた果肉入りシロップ。パンに付けたりソーダで割ったりがお薦めだ。「とってもおいしいホワイトソース」は漬物製造会社が牛乳、小麦などのアレルギー特定原材料7品目を使わずに仕上げた逸品。発酵技術を生かしてつくる甘酒を活用してソースにまろやかさやコクを出した。
お土産にお薦めなのは、紀州鉄道「キハ603」車両をかたどった「臨港サブレ」や紀州鉄道ようかん。どちらも車両が描かれたパッケージがかわいらしいと人気がある。市内を流れる日高川のアユをモチーフにした「焼鮎菓子」や「レモンケーキ」もブースに並んだ。また、紀州名物の四角いかまぼこ「紀州焼」、おかずみそ「金山寺味噌」、丸大豆しょうゆなど伝統的製品や、「うめドリンク」、御坊産「キヌヒカリ」なども紹介した。
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