君津商工会議所(千葉県)は、君津市観光協会と連携し、同市久留里地区の地下水で環境省の「平成の名水百選」に千葉県で唯一選ばれた「生きた水・久留里」をペットボトル入り飲料水として商品化した。地域のイメージアップと観光振興を図るのが狙いだ。非売品としてまず1万本を生産し、10月21日、千葉県内で開催された「ちばアクアラインマラソン2018」でランナーに提供した。
同地区には上総(かずさ)掘りという工法で掘られた自噴井戸が約200本あり、昔から井戸水は地域の人々の生活に利用されてきた。清澄・三石山系の山林に降った雨が地層を通ってろ過され地下水脈から湧き出た水で、地下600メートルからくみ上げている。
マラソン当日は、コース2カ所にPRブースを設け、ランナーへの給水のほか、関係者らにペットボトルを配布した。また、同所や市の職員、市議ら6人のPRランナーがオリジナルユニフォームを着用してマラソンに参加。コース上でもPRした。今後も地元のイベントなどで広報活動を推進、来年度には発売を予定している。
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