神岡商工会議所(岐阜県)が事務局を務める日本ロストラインフェスティバル実行委員会は13、14日の2日間、JR東京駅地下KITTE前広場で、「レールマウンテンバイク(RMTB)ガッタンゴー」の体験試乗会「日本ロストラインフェスティバルin東京 ガッタンゴー!」を開催した。
RMTBとは、2004年に廃線となった岐阜県飛騨市の旧神岡鉄道の線路を活用したアクティビティー。2本のレール上に設置した車軸に2台の専用自転車を固定し、後輪で動力を伝えて走る乗り物で、時速は最速で16~18キロメートル、2人以上5人まで乗車できる。ガッタンゴットンとレールの継ぎ目の音や振動を感じながらトンネルや鉄橋を走るのが醍醐味。会場には家族連れなど2日間で約2千人が訪れ、807人が試乗を楽しんだ。
ガッタンゴーは、廃線となった鉄道資産を保存・活用し次世代へ受け継ごうという地域住民の思いから誕生。今回の試乗会は、鉄道資産の活用を考える全国の自治体や民間団体で構成する日本ロストライン協議会が、14日の「鉄道の日」にちなみ各地の鉄道の現状や未来像を発信する目的で開催した。会場には15団体のブースが設けられ、各地の鉄道の歴史や文化も紹介された。
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