地域で世代を超えて受け継がれてきた食文化「100年フード」の中から、文化庁、有識者がリレー形式で紹介します。
令和4年度「100年フード」に認定された「狭山茶」。埼玉県と東京都にまたがる狭山丘陵地域を発祥地とし、埼玉県入間市、所沢市、狭山市、東京都西部地域などで生産されています。お茶といえば静岡が特に有名ですが、実はこの狭山丘陵周辺も一大産地であり、お茶という食文化が生活の中でさまざまに息づくエリアです。
私自身が所沢市の出身ということもあり、狭山茶は幼い頃からどの家庭にもある慣れ親しんだお茶で、いうなれば“ソウルドリンク”のような存在でした。そのため狭山茶が令和4年度の100年フードに選定されたことは、地元民としてとても誇らしいものでした。
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