日本商工会議所青年部(日本YEG)は10月29日、全国商工会青年部連合会、全国中小企業青年中央会、公益社団法人日本青年会議所、中小企業庁との共催で、「全国事業承継推進会議」を都内で開催した。同会議は、事業承継の受け手となる若手経営者に対し、事業承継税制の活用を含む「早期かつ計画的な事業承継の実施」を推進することを目的に今回初めて企画された。全国の経営者、後継者候補、支援機関など約3000人の参加登録があり、日本YEGからは320人を超える参加登録があった。
第1部では、日本YEGの内田茂伸会長が全国の後継者世代を代表して、「今こそ、われわれ青年経済人が加速する時代の変化に恐れることなく挑戦し、さらなる事業の発展を目指して、行動すべき時である」と決意表明を行った。第2部では、全国青年友好4団体から1人ずつ代表者が登壇。日本YEGからは大山善生副会長が参加し、パネルディスカッションを実施した。
パネルディスカッションでは、事業承継を成功させるためには何が必要かを議論。各パネラーからは実体験も踏まえ、「先代経営者の想いを引き継ぐためのコミュニケーションが大事」といった意見が出された。 今後は、地方会議を全国8ブロック(北海道、東北、関東、中部、近畿、中国、四国、九州)で、来年1~3月ごろをめどに開催する予定となっている。
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