珠洲商工会議所(石川県、刀祢秀一会頭・ランプの宿)や珠洲市などで組織する「奥能登国際芸術祭実行委員会」は、「最涯(さいはて)の芸術祭、美術の最先端。」をテーマに9月23日から11月12日まで市全域で「奥能登国際芸術祭2023」を開催した。国内外のアーティストが珠洲の生活や文化に根差した作品を表現する芸術祭は、2017年から3年に1度実施しているもの。今回の芸術祭では、今年5月の震度6強の揺れを観測した地震からの復興の意味を込め、14の国と地域から59組のアーティストが参加し、地震で倒壊した珠洲の家屋の廃材を活用した作品や地域に根付いた作品など、市全域に多彩なジャンルのアート61作品を展示した。また会期中は、珠洲の歴史をひも解きながら作品を鑑賞できるコースや能登半島最先端の岬を巡るコースなどを楽しめるバスツアーも実施し、延べ5万1000人を超える来場者でにぎわいを見せた。
来場者からは、「地震でどうなるか分からなかったけど開催にこぎつけてくれてうれしい」「地震があったことを感じさせない作品」「商店街の面白さを再発見できた」「アートと市外の人たちも訪れ活気にあふれている」などの声があった。
詳細は、https://www.oku-noto.jp/ja/を参照。
(画像:ラグジュアリー・ロジコ[豪華朗機工]/家のささやき/奥能登国際芸術祭2023/撮影:岡村喜知郎(左)、バスツアーでアートを鑑賞する参加者)
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記事提供: 日本商工会議所
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