日本商工会議所は12月14日、2023年度の全国商工会議所きらり輝き観光振興大賞に結城商工会議所(茨城県)の「まちなか音楽祭『結いのおと』」を選定した。同賞は、08年度に創設したもので今回が14回目。地域資源の掘り起こしと活用、人材育成によるホスピタリティの向上などにより交流人口増加に貢献し、他の範となる観光振興活動を行う商工会議所を毎年顕彰している。
大賞となった結城商工会議所は、まちなかにある寺社仏閣・酒蔵・結城紬の産地問屋など、歴史的・文化的資源をユニークベニューとして活用した音楽祭を開催。当初は数百人規模であった音楽祭が、1万人を集める一大イベントに成長するとともに、開催エリア付近における新規開業など、地域活性化につながっている点が高く評価された。
そのほか、優秀賞には小松(石川県)の「GEMBAモノヅクリエキスポ」が、「きらり特別賞」として、室蘭(北海道)、今治(愛媛県)、八女(福岡県)の取り組みがそれぞれ選ばれた。また、奨励賞に八戸(青森県)・久慈・宮古・釜石・大船渡(岩手県)、新潟(新潟県)、諏訪、飯山(長野県)、鹿沼(栃木県)、佐原(千葉県)、新南陽(山口県)がそれぞれ輝いている。
表彰式は24年2月22日に茨城県水戸市で開催する全国観光振興大会で行われる。
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