日本商工会議所は１日、海外展開について体系的に解説したサポートブック「海外展開支援ハンドブック～販路開拓の虎の巻～」（ＰＤＦ形式）を作成し、公開した。ハンドブックは全28ページのオールカラーで、日商公式サイトからダウンロードが可能。海外展開の検討、情報収集、事業計画、リスクマネジメントなどの項目ごとに、実際の相談事例などとともに、対応のポイントを分かりやすく解説している。

具体的には、海外展開の検討に際しての準備や効果的な情報収集のポイント、海外戦略と事業計画の立案と実践に当たっての考え方や留意点などを説明。越境ＥＣ、代理店や展示会の活用などによる販路開拓、価格設定と決済手段、貿易の流れ、現地進出の検討、リスクマネジメントなどの対応やノウハウについても丁寧に解説している。

中小企業の海外展開・国際ビジネス活動の強化に向け、日商が各地商工会議所や海外展開支援機関と連携・協働で取り組む「海外展開イニシアティブ」活動の一環。全国約５１００人の商工会議所経営指導員や、海外展開を目指す中小企業経営者・販売担当者、金融機関担当者などに活用を呼び掛ける。