公益社団法人2025年日本国際博覧会協会は、「2025年日本国際博覧会(大阪・関西万博)」の開幕1年前となった4月13日、「大阪・関西万博 開幕1年前イベント~ぜんぶのいのちと、ワクワクする未来へ。~」を東京で開催した。イベントには、テーマ事業のプロデューサー8人や俳優の青木崇高氏らスペシャルサポーターが登場。公式スタッフ用のユニフォームも紹介された。イベント開催に当たり、岸田文雄首相は「この万博が、未来の可能性に想像力の翼を広げ、行動を起こすきっかけになることを期待する。オールジャパンで準備を進め、万博を成功に導いていこう」とのメッセージを寄せた。
イベントの冒頭では岸田首相のビデオメッセージを紹介するとともに、大阪・関西万博会場となる夢洲(ゆめしま)の現在の様子のレポート動画を上映。アンバサダーの京都大学iPS細胞研究所名誉所長・山中伸弥氏、シニアアドバイザーの落語家・桂文枝氏らのビデオメッセージも紹介された。
万博の中核であるテーマ事業「シグネチャープロジェクト(いのちの輝きプロジェクト)」のプロデューサーらによるトークセッションでは、各プロデューサーが準備を進めているプロジェクトの現在の取り組み状況を紹介。トークセッション終了後には、万博公式キャラクターのミャクミャクがVTRで登場し、初めて言葉を発してあいさつした。
イベントの後半では、大阪・関西万博で実際に着用される公式スタッフ用ユニフォームを披露するファッションショー「2025年日本国際博覧会公式ユニフォームコレクション」を開催。23年5~6月に行われた公募の結果、優秀賞に選ばれた会場サービスアテンダントスタッフユニフォーム(案内所などで働くスタッフが着用)と、そこから派生したユニフォームなど計5種類11着のユニフォームを俳優らが着用し、披露した。
ユニフォームは全世界共通のSDGsカラーのTシャツをインナーに、寒暖差や好みに合わせてパンツやスカート、ジレなどを自由に組み合わせることができるもの。琵琶湖に群生するヨシの繊維を使った生地でつくられ、万博終了後はパネルボードにリサイクルされることなどが注目されている。
万博に関する情報は、https://www.expo2025.or.jp/を参照。
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