日本政府観光局(JNTO)は5月15日、4月の訪日外客数(推計値)を304万2900人と発表した。前年同月比で56.1%増、コロナ禍前の2019年同月比では4.0%増で、3月に続き、2カ月連続で単月300万人を超えた。春の桜シーズンによる訪日需要の高まりに加え、東南アジアや中東地域を中心にイスラム教の断食明けに合わせて海外旅行需要が増加したことによるものとみられている。
1~4月の累計では、1160万1200人(19年比5.7%増)となり、1000万人を超えた。
4月の訪日外客数を国・地域別で見ると、韓国が66万1200人(19年同月比16.7%増)でトップだった。次いで、中国53万3600人(同26.5%減)、台湾45万9700人(同13.9%増)、米国22万8900人(同34.5%増)、香港18万4500人(同5.3%減)の順となっている。
また、調査対象23市場のうち14市場(韓国、シンガポール、インドネシア、ベトナム、インド、オーストラリア、米国、カナダ、メキシコ、英国、フランス、ドイツ、イタリア、中東地域)で4月として過去最高を記録したほか、フランス、イタリア、中東地域では、単月過去最高を更新した。
詳細は、https://www.jnto.go.jp/statistics/data/visitors-statistics/を参照。
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