各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
小松島商工会議所は、米粉の菓子や特産品のしらすを使ったせんべい、コーヒー専門店のオリジナルブレンドコーヒーなど地元で人気の商品、新製品を紹介した。「米粉のビスコッティー」と「お米農家の米粉ラスク」は素材の安全性にこだわる小松島市内のコメ農家が自家生産したコシヒカリの米粉でつくった素朴な菓子。地元では、米粉のパンと共に人気がある。
「松風」は、創業百余年の和洋菓子店の新製品で、自家製小豆あんをもち米粉の皮で包み、ふっくら蒸し上げた和菓子。皮には山芋が練り込まれ、ふわふわ、しっとりした食感だ。プレーンと抹茶の2種類を販売した。
「海の幸せんべい」は釜揚げしらすやちりめんじゃこなどで定評のある海産物卸問屋が地元で取れたしらすやエビを使って開発した無添加、ノンフライのせんべい。全て手づくりで「ちりめん」「ひじき」「干しエビ」「わかめ」の4種類がある。
また、豆や自家焙煎にこだわるコーヒー専門店は、6種類のブレンドコーヒーのセットや新製品のすだちを使ったフレーバーコーヒーのドリップパックを紹介。そのほか、肉厚で歯応えがある「和田島わかめ」の乾燥わかめ、1906(明治39)年創業の製餡(あん)所が厳選素材でつくる「ぬれあずき」や「金時豆」、手づくり和菓子専門店の民話のタヌキがモチーフの銘菓「狸合戦もなか」も販売した。
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