木更津商工会議所(千葉県)はこのほど、木更津市、海上自衛隊(海自)航空補給処とともに「木更津『海自』フーカデンビーフカレー」のPR事業を開始した。海自が復刻したフーカデンビーフを通して同市の活性化を図る。
フーカデンビーフは明治時代にはすでに海軍で提供されていた、卵を牛ひき肉で包んで蒸し焼きにした海軍を代表する洋風料理。同市には第2次世界大戦以前から海軍航空隊があり、現在も陸、海、空の自衛隊が所在し、海軍や自衛隊と交流が深い土地であることから海自航空補給処がフーカデンビーフを復刻し、海自で毎週金曜日に食べる習慣のあるカレーにトッピングして隊員に提供している。同所はフーカデンビーフの復刻をきっかけに、フーカデンビーフカレープロジェクトをスタートさせ、提供店舗の募集を行い、提供店に認定された9店舗では7月19日からオリジナルフーカデンビーフカレーを提供している。
また、7月19~28日には「『海自』フーカデンビーフカレーフェスティバル ㏌ KISARAZU」を開催。認定を受けた7店舗がキッチンカー4台でオリジナルのフーカデンビーフカレーをふるまい、多くの来場者でにぎわった。
同所担当者は「フーカデンビーフカレーを新たなご当地グルメとして全国へ発信し、多くの人に木更津に訪れてもらい、地域活性化につなげたい」と意気込みを語った。
最新号を紙面で読める!