高知商工会議所青年部(高知YEG)は7月12日、高知大学次世代地域創造センターと包括連携協定に関する調印式を開催した。地域に根付く教育研究を行う同大学と地域経済発展と住みやすいまちづくりに貢献する同所青年部が連携し多様な分野で協力関係を築き、地域経済の成長や人材育成を通して、高知県の発展を目指す。
協定では、①産業振興、地域経済の発展②地域づくり、まちづくりの推進③地域における雇用、教育問題④よさこいをはじめとする観光振興――の4項目について連携を行う。
同所青年部は、産学官民連携による高知市中心市街地のにぎわい創出、地域の担い手と関係人口の拡大、地域資源の活用、産業人材育成による産業振興に取り組んでいる。また、地域経済の成長や人材育成を通して、企業の雇用問題の解決や地域住民が住みやすいまちづくりに貢献するため、2013年から同大学との連携活動を行っている。同大学も地域プロジェクトの社会実装、地域志向教育研究などによる地元定着の推進を行っており、今後人材育成の一環として地域経済に関する調査、分析などの共同研究を進めていく。
調印式には同所の山崎道生副会頭、泉卓文青年部会長らが出席。山崎副会頭は「青年部が行う政策提言や事業活動に学問的な裏付けがなされることに期待している」と述べた。
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