各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
美唄商工会議所は、炭鉱町として栄えた歴史の中で生まれた名物や特産品を生かして開発した菓子などを紹介した。「角屋のやきそば」は、生ラーメン用の縮れ麺にスパイシーなソースを絡めた味付きゆで焼きそば。フライパンで炒めて食べてもよいが、一度袋を開けてそのままかぶりつくのが地元流だ。炭鉱作業員が仕事の合間に食べたもので、閉山後は姿を消したが2007年に復刻版が発売された。「塩やきそば」と「石炭やきそば」もある。
温かいそばに焼き鳥をのせて食べる焼き鳥店の締めのメニュー「もつそば」も美唄名物。石狩川周辺で収穫したそばと人気店たつみのもつ焼き鳥のセットを販売した。
「アスパラひつじのソーセージ」は循環型農業を目指す西川農場が特産のアスパラガスの廃棄部分である根元を与えて育てた羊の肉のソーセージ。臭みがなく、甘味とうま味が強いのが特徴だ。ボロニアソーセージとフランクフルト、レバーペーストなどを販売した。
「米粉カステーラ豊穣」は、米どころでもある美唄産の米粉を主原料に使ったカステラ。日本商工会議所の「地域力活用新事業∞全国展開プロジェクト」として開発された商品で、もちもちした食感が好評を得ている。
また、市の特産品ハスカップのジャムを挟んだ「うふふハスカップサンド」も販売。高校生がデザインしたパッケージが目を引く人気商品だ。
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