各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
伊丹商工会議所は、江戸時代から続く地元酒造会社2社の銘酒と甘酒など酒関連商品を出品した。伊丹市は江戸時代、ろ過技術の発明により「どぶろく」といわれるにごり酒から「澄み酒」を確立させたとして「清酒発祥の地」をうたっている。
ブースでは「白雪」で知られる小西酒造と幕府へ「御免酒(ごめんしゅ)」といわれる官用酒を納めた伊丹老松酒造の銘酒を販売した。小西酒造は「ワイングラスでおいしい日本酒アワード2019」メイン部門最高金賞を受賞した「大吟醸ひやしぼり」や「白雪にごり酒」、純米吟醸「赤富士」のカップ酒などを販売。伊丹老松酒造は、米のうま味を生かしたふくよかな「老松」純米酒やスッキリとしたのど越しの「伊丹郷」などを販売した。
また、砂糖や甘味料、保存料不使用でノンアルコールの甘酒も紹介。11月30日まで、伊丹市内の飲食店20店が甘酒を他の飲料で割るなどアレンジして提供する「伊丹甘酒ちょい割るプロジェクト」を実施しており、同所は甘酒の楽しみ方とともに同イベントもPRした。
そのほか、たっぷりの牛すじ肉と「老松」の酒粕が入った食べ応えのあるレトルトカレー「酒粕牛すじカレー」や、「白雪」吟醸酒粕を使用したフリーズドライ粕汁、甘酒飴(あめ)、お酒ドーナツ、「白雪」吟醸酒粕の香りが楽しめるウリとキュウリの「吟醸きざみ奈良漬」などもブースに並んだ。
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