加古川商工会議所(兵庫県) は9月7~8日、「商工祭加古川楽市」を開催した。「楽市」とは豊臣秀吉などの戦国武将が推進していた都市・商業政策の一つ「楽市楽座」に由来する名称。16年前に同所青年部(加古川YEG)の物産展としてスタートしたイベントだ。
17回目の今年は「踏み出そう新しい時代へ! 共に歩もう加古川の未来を!」をテーマに、加古川市内の企業活動や名産品をPR。会場となった市役所前広場は多くの家族連れでにぎわい、来場者はご当地グルメや職業体験、さまざまなステージ発表などを楽しんだ。
晴天に恵まれた両日、オープニングを飾ったのは子どもたちがつくった「楽」の文字でステージを彩る「楽市こどもアートライブ」。津軽三味線民謡ユニットのライブや和太鼓の演奏、フラダンスグループもパフォーマンスを披露した。「こども職業体験! 楽キッズ」では「棟上げ」「ハンドスパ キッズセラピスト」「塗装」「介護ヘルパー」「プリザーブドフラワー」「サッカークラブ」など六つの職業体験を用意して子どもたちの真剣な表情を見ることができた。今年初めて、県立農業高校の生徒たちによる手づくりクッキー販売や、動物と触れ合うコーナーも登場。担当者は、来年以降はさらに充実させて、地域の人たちに愛されるイベントとして育てていきたいと話している。
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