さいたま商工会議所(埼玉県)街づくり・観光委員会は9月23日、さいたま市内の浦和駒場スタジアムで開催された「さいたまサッカーフェスタ2019」(浦和レッドダイヤモンズ主催)のプログラムの一つとして「ブラインドサッカー体験会」を開催した。同体験会は「東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会」の機運醸成を目的としたもの。浦和レッズOB会、特定非営利活動法人日本ブラインドサッカー協会の協力の下、女子中学生を対象としたサッカー教室の一部として実施した。
ブラインドサッカーは、視覚障がいのある選手を対象とした5人制サッカー。ゴールキーパーは視覚障がいのない選手または弱視の選手が務めるが、フィールドプレーヤーは個々の見え方により有利・不利とならないようアイマスクを着用してプレーする。音が鳴る特製のボールを使い、選手はボールの音や「ガイド」の声を頼りに戦う。
体験会では日本ブラインドサッカー協会の指導で、アイマスクをした選手を誘導するゲームなどが行われ、参加者は声を掛けることの重要性などを学んだ。同所は「体験を通してブラインドサッカーを知り、相手を思いやる心を育むきっかけになれば」と話している。
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