8月中旬、大学の授業は終わり、レポートの採点が終われば夏休み!というタイミングで、旅に出たくなった。さて、どこに行こうかという時に思い出したのが、JRの駅で目にした「名探偵コナン 鳥取ミステリーツアー」のポスター。そうだ! 鳥取行こう!!
鳥取県は、「まんが王国とっとり」をうたい、県の観光交流局内にまんが王国官房を置くコンテンツツーリズム推進県である。水木しげるロード、鳥取砂丘コナン空港など、有名どころが思い浮かぶ。
そんな中で注目したのは倉吉市鍛冶町にある「円形劇場くらよしフィギュアミュージアム」。廃校になり、一度は解体が決定した小学校の校舎をリノベーションし、2018年4月にミュージアムとしてオープンした。展示は圧巻で、教室だった空間ごとに、フィギュアの製造工程についての詳細な展示や、ミュージアムショップ、恐竜に関するイベント展示が1階に展開。ゾンビ先生も大好きな「ねんどろいど」シリーズを制作しているグッドスマイルカンパニーの工場が倉吉市にあり、全面協力した展示が特にアツい!
2階はフィギュアやプラモデルの展示。教室ごとに「動物」「ミリタリー」「日本文化」などに分かれており、海洋堂のフィギュア、県内の造形工房「カエル工房」や山陰の模型愛好家グループ「轍(わだち)」の作品が大量に並んでいる。「フィギュア」を軸にすることで、本来一つにまとまり得ない幅広いジャンルの展示が可能になるとともに、地域も飛び越えて作品を集めることができるのは、一つの発見だった。
ミュージアムを運営する株式会社円形劇場の代表取締役である稲嶋正彦さんにお話を聞くことができた。「子どもたちや多くの人にフィギュアを通して、ものづくりの技術の素晴らしさを伝えたいんですよ」。その思いの詰まった展示に思わず笑顔になってしまう。円形劇場はその形の通り、フィギュアを中心に人々の輪を形成し続けている。

