各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
大町商工会議所は、地元の食材を使ったジュースやジャムなどの加工食品、酒などを販売した。「畑で搾ったりんごジュース」は市内の果樹農家がつくる果汁100%のジュース。爽やかな飲み心地が人気で、プラムと梅もある。大町産夏秋イチゴを使った「いちごみるくの種」などヨーグルトに混ぜたりパンに乗せたりして食べるフルーツソースやジャムも紹介した。
また、就労継続支援B型事業所でつくられる加工食品「ばいはるちゃにみとろ」シリーズも紹介。「とまとのコンポート」「きゃらぶき」「グミ食感りんご」など食材を生かしたシンプルな味が特徴だ。「ばいはるちゃに(bai haalcha ni)」とはネパール語で「お茶の子さいさい」を意味するそうだ。
「三蔵」と呼ばれる大町の代表的3酒蔵の地酒も登場。もろみをこさずに瓶詰めし、ピリッとした炭酸と米粒の食感が特徴的な「蔵づくりどぶろく」、昨年11月に長野県で行われた「第1回県甘酒鑑評会」でグランプリを受賞した「蔵づくりあまざけ」などもアピールした。
そのほか、紅茶やアイスクリームに加えてイチゴの風味を楽しめる「夏秋いちごシュガー」、自家栽培の無農薬野菜や果物と大町黒豚、信州ハーブ鶏など信州の材料を使った料理を提供する予約制一軒家レストランの「猪焼肉」(ジビエジャーキー)などもブースに並んだ。
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