沖縄県観光おみやげ品公正取引協議会(那覇商工会議所内)が日本記念日協会に記念日申請を行っていた「ちんすこうの日」(8月27日)が新たな記念日として制定された。2024年8月27日に農林水産省が推奨する、地域ならではの産品の名称を地域の知的財産として保護する制度「地理的表示(以下、GI)」に琉球王朝からつくられてきた菓子であるちんすこうが登録されたことから、同協議会は8月27日を「ちんすこうの日」として申請していた。
制定を記念して同協議会は8月27日、記念イベントを那覇空港で開催した。協議会会員企業15社が国内外からの観光客や地元住民にちんすこう1200個を無料で配布。沖縄県の土産品として全国的に親しまれているちんすこうの周知・普及促進、販路拡大を図った。今後も「ちんすこうの日」のイベントを継続して実施する。
同協議会の松本元一会長は「GI登録を機に歴史的に貴重なお菓子を未来につなげ発展させ、ブランド力向上とさまざまなPR活動、土産品業界発展に寄与していきたい。その一つとして学校給食など食育の観点から取り組んでいきたい」と今後の展望を述べた。
