10月28日、「JFCアウォード 経済産業大臣賞 授賞式」が東京で開催された。ゾンビ先生は、授賞式に伴う受賞者と関係者、審査員によるトークセッションに、審査員を代表して出席した。
「JFCアウォード」は、JFC(ジャパン・フィルムコミッション)によると、「全国各地で優れたロケーション資源の開発や市民との協働による撮影支援を行い、映像作品の活用による地域活性化に向けて日々尽力するフィルムコミッション等を表彰するもの」。2015年から毎年実施し、本年は過去の受賞者の中から「経済産業大臣賞」を選ぶこととなった。
特別優秀賞を受賞したのは、映画『散り椿』の富山県ロケーションオフィスと、『翔んで埼玉~琵琶湖より愛をこめて~』の滋賀ロケーションオフィス、『8年越しの花嫁 奇跡の実話』の岡山県フィルムコミッション協議会。その中から、経済産業大臣賞に富山県ロケーションオフィスが選ばれた。
受賞者の皆さん、映画監督やプロデューサーと話して感じたのは、作品への愛、製作サイドと地域の双方のリスペクト、仕事を完遂する意志、そして、それらに伴う行動力の重要さだ。作品のためにディープな地域ネタを提供する、病院をロケ地として使用、木を植える、川の流れを変える……。書くと数文字だが、実際にやるには、関係者による各種調整や申請、許諾といった事務作業(そして、もしかすると謝罪)など、大変な労力だ。われわれが楽しんでいる映画やドラマは、陰の努力の積み重ねによってつくられている。
現状、FCが支援するのは、映画やドラマなどの実写映像が主だ。ただ、アニメをはじめ、漫画、ゲーム、VTuber、小説、メタバースなど、FCは、さまざまなメディア・コンテンツと地域を「解像度高く」つなぐ機能が担える。
スマホやタブレットの普及、サブスクや動画共有サイトの利用者数の増大を背景に、地域の玄関口としてのFCの役割はますます重要になるだろう。

