松浦商工会議所(長崎県)と平戸商工会議所(同)が支援している「WESTORY(ウエストリー)」は、「メード・イン長崎」「長崎クオリティー」をうたって設立されたスーツブランド。松浦市のスラックス製造エミネント・スラックス、平戸市のジャケット製造アリエス、北松佐々町のシャツ製造三喜の3社がタッグを組んで立ち上げられた。
各社共に多くのアパレルメーカーや百貨店のOEMで商品提供を行う技術力の高さを誇る。この地域に根付く高い繊維縫製技術を生かして経済の活性化と雇用の創出を目指すWESTORY。名前の由来は3社「WE」が力を合わせ、日本最西端の地域「WEST」から、最高の縫製技術「EST」でブランド発信すること、各工場の歴史と顧客が着用するさまざまなシーンを「STORY」と表した造語だ。
昨年末にはブランドの技術発表会が行われ、シルエットや縫製にこだわりを持つ各社のスーツを披露した。全てオーダーメードで、若者向けからビジネスマン向けの高級品など三タイプがラインアップ。また、サッカーJリーグ、V・ファーレン長崎の選手らに公式スーツを提供している。注文は各工場での受け付けのみだが、現在、県北地域での販売店設置を検討中だ。
詳細は、https://www.westory.jp/を参照。
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