日本・東京商工会議所が事務局を務める日本エジプト経済委員会は3月10~12日、独立行政法人日本貿易振興機構(ジェトロ)と共催でエジプトに経済ミッションを派遣した。11日には、エジプトのアブドゥルファッターハ・エルシーシ大統領と懇談。日本側からは、エジプトにおける投資を促進するような国内産業育成策の策定などを求めた。エルシーシ大統領は、日本・エジプト間の協力関係強化やエジプトにおける日本企業のプレゼンス拡大に期待を寄せた。
また、同日に第11回経済合同委員会会議および投資フォーラムを開催。日本側から約80人、エジプト側から約370人が出席した。
開会のあいさつで、日本エジプト経済委員会の小澤哲委員長はエジプトについて、「経済成長に向けた基盤づくりに積極的に取り組んでおり、両国企業で協働できる分野が拡大している」と指摘。日本エジプト経済委員会としても、日本企業のエジプトにおける事業拡大やエジプトへの進出促進に向けて支援していく考えを示した。会合では、「今後の二国間協力に向けたターゲットセクター」「アフリカ域内の貿易促進とエジプトの貢献/TICAD7」をテーマにパネルディスカッションを行った。
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