甲府商工会議所(山梨県)は、こうふ開府500年を記念して、武田信玄公の父、信虎公の像をJR甲府駅北口よっちゃばれ広場に建立した。2018年12月20の除幕式には、山梨県知事、甲府市長、水戸・静岡・八王子・相模原・上田・上越の商工会議所の正副会頭など、約200人が出席。同所の武田副会頭があいさつし、新たなシンボルの誕生を祝った。
今年は信虎公が甲府に移住して500年の節目となることから、同所が銅像を企画、制作し、市に寄贈した。像は重さ約400㌔㌘、高さ2・1㍍、台座を含めて約4㍍のブロンズ製。同駅南口の信玄公像、JR甲斐大和駅前には信玄公の子・勝頼公の像があり、これで武田3代の像がそろうこととなった。
甲斐を統一した信虎公の功績は大きいものの、信玄公に比べて知名度が低い。そこで同所は昨年、テレビやラジオでのメディア発信を行い、市内の小中学生計1万5159人に年表が印刷されたクリアファイルなどの信虎グッズを配布した。また、3月5日の命日に合わせて報恩供養を行う計画だ。担当者は「甲府の礎を築いた信虎公の功績をもっと広くアピールしていきたい」と語り、偉大なる歴史を伝えながら、誘客にも積極的に取り組む予定だという。
詳細は、http://www.kofu500.com/を参照。
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