各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
各務原商工会議所は、米粉でつくったこだわりの焼き菓子や「護命味噌(ごみょうみそ)」、型抜きクッキーに航空自衛隊のアクロバットチーム「ブルーインパルス」の機体をデコレーションしたアイシングクッキーなどを販売した。
米粉のクッキー「米(マイ)ッキー」とラスク「米KARI(ベイカリ)」は、アレルギー物質を含む特定原材料27品目や保存料などを使わず、岐阜県産の米粉でつくる焼き菓子。アレルギー対応の菓子を製造・販売する米SweetS(マイスイーツ)が、アレルギーの子もそうでない子もみんな一緒に食べられるようにと開発した。保存食として5年間の備蓄が可能だ。
護命味噌は、奈良時代から平安時代に活躍した同市鵜沼出身の僧・護命がつくったとされるみそを鵜沼の飲食店たちばなやが再現。赤みそにゴマ、クルミ、麻の実、山椒(さんしょう)を加えた甘めのみそだれで、ご飯のお供やゆで大根のみそだれなどにお薦めだ。
ブルーインパルスのアイシングクッキーは洋菓子工房エミルが各務原土産として開発。同市は航空自衛隊岐阜基地や岐阜かかみがはら航空宇宙博物館があり、内閣府の「アジアNo.1航空宇宙産業クラスター形成特区」にも指定されている航空機産業のまちだ。航空ファンに人気があるというアイシングクッキーは、ディテールにこだわっており、注目を集めた。
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