日本商工会議所は8月5～7日、日商簿記1級合格に向けた「簿記坂セミナー」を群馬県高崎市内で開催した。昨年度に引き続いての開催で、1級の合格を目指す高校生・大学生、その指導者ら約100人が参加。簿記を学ぶ意義や有用性を再認識するとともに参加者間の交流を図った。

初日には、学習者向けに11月に実施する日商簿記全国大会「簿記－1グランプリ」と同様のチーム対抗形式による模擬試験を実施。2・3日目は、同模擬試験の解説をはじめ、11月の日商簿記1級合格に向けた講義を行い、本試験に向けた学習に集中して取り組んだ。

また、指導者向けには、日商簿記1級合格を見据えた重要論点に関する説明や、各学校における簿記教育への取り組み事例の紹介などを行い、日商簿記の有用性やその指導法について、より理解を深めた。