日商 Assist Biz

更新

伝えていきたい日本の技 金のふりかけ

歴清社(れきせいしゃ) (広島県広島市)

金96.8%、銀3.2%、銅は不使用など、純度の高さにこだわった金箔のフレーク。料理やスイーツにひとふり、またお土産にも最適です(撮影:加藤正博)

今月は、「金」の華やかさやきらめきを身近に楽しめる、金箔(きんぱく)製の“ふりかけ”をご紹介します。

今年で創業115年の歴清社は、廃刀令により前身となる刀剣商からの転換を余儀なくされ、屏風(びょうぶ)商として金紙を扱うようになりました。しかし、本金の金箔は高価で仕入れにも時間が掛かるため、安価な真鍮(しんちゅう)製による箔押し紙の開発に着手。10年余りの試行錯誤の末、本金箔と同様に変色しづらい真鍮箔の金紙を、日本で初めて製品化しました。

箔押し紙は、内装材として問屋に卸されることが多く、一般消費者との接点はあまりありません。そこで、2018年からは、一般消費者向けに箔雑貨の開発にも力を入れています。その一つ、おめでたい席で目にする食用金箔を日々の生活にも取り入れることができる「金のふりかけ」は、金箔ならではの華やぎや多幸感を感じられるアイテムとして注目を集めています。

お問い合わせ

歴清社

TEL:082-237-3530

HP:http://www.rekiseisha.com/

※月刊石垣2020年4月号に掲載された記事です。

次の記事

鍋島 虎仙窯

今月は、カラフルな4色の駒が目をひく、鍋島焼の「リバーシ」をご紹介します。鍋島焼は寛永5(1628)年に肥前・有田で始まったとされ、色絵を施した色鍋島、染付のみで絵付けを…

前の記事

白河だるま総本舗

今月は、伝統的なだるまのイメージを覆す、かわいらしくデザインされた白河だるまをご紹介します。白河だるまは、江戸時代、白河藩藩主・松平定信公がつくらせたのが始まりと言…

関連記事

及源鋳造

今月は、岩手県の伝統工芸品である南部鉄器の新たな姿を見せるブランド、Palma(パルマ)をご紹介します。南部鉄器には二つのルーツがあり、奥州市水沢地区と盛岡市を中心に鋳物…

清原織物

今月は、伝統的な綴織(つづれおり)の技術を生かして「祝いの品々」を展開するブランド、「sufuto(すふと)」をご紹介します。綴織は世界各地で古くから見られ、4000年以上の歴史…

大寺幸八郎商店

今月は、高岡市の伝統工芸である高岡銅器の技術を生かした、小さな干支(えと)の置物をご紹介します。加賀藩の二代目藩主・前田利長は地場産業を育てるため7人の鋳造師を当地に…