各地商工会議所を通じて集まった逸品を、週替わりで東京・秋葉原の食のテーマパーク「日本百貨店しょくひんかん」で販売する「地域うまいもんマルシェ」が好評開催中だ。店舗で販売された人気商品の「こだわり」に迫る。
新潟商工会議所は、〝米どころ〟新潟ならではの米粉おやきや笹団子、地元の老舗しょうゆ醸造会社のめんつゆなどを出品した。
髙取商店の米粉おやき「小昼」は、自家栽培のコシヒカリの米粉でつくる皮で地元の旬の食材を使った具を包んだもの。モチモチした食感が特徴だ。きんぴら、ひじき、パンプキン、よもぎ(あんこ入り)、枝豆入り鶏蒸しの5種類を販売した。
また県に伝わる「越後七不思議」(珍しい七つの事柄)に次いで八番目に珍しい種のない柿であることから名が付いた新潟名産「八珍柿(はっちんがき)」のドライフルーツも紹介した。
笹川餅屋の笹団子は1883(明治16)年の創業以来続く新潟名物。県産のコガネモチとコシヒカリを石うすでひいて餅をつき、北海道産のあずきを使った自家製あんこをたっぷり包んだ昔ながらの味だ。定番の粒あんとこしあんの2種類を紹介した。
新潟醤油の「ジマンめんつゆ」は全国に愛用者がいるロングセラー商品。かつおだしが効いて、煮物、漬物、炒め物などに活用できる。ジマンめんつゆに白菜・ゴボウなど5種類の野菜と3種類のキノコから抽出しただしを加えた「新潟の野菜のつゆ」や、白だし、ゆずポン酢、昆布しょうゆ、しょうゆ糀(こうじ)、ザクロをまるごと発酵熟成させた果実酢「美味酢ザクロ」もブースに並んだ。
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