新常態(ニューノーマル)などに向けた取り組み(感染対策動画・ビジネスマッチングなど) 7件
東京商工会議所(東京都、三村明夫会頭・日本製鉄)
同所港支部はこのほど、港区(みなと保健所)と連携して、オフィス向けの新型感染症対策オンライン動画を公開した。緊急事態宣言が解除されて以降、テレワークなど「新しい生活様式」を取り入れる事業者が増加している一方で、オフィスに勤務する経営者・従業員も多く、適切な感染症対策を実施していない場合は、クラスターが発生する要因ともなる。そこで同支部は、オフィスにおける感染症対策のポイントを説明する動画を作成した。動画では、出社時や会議室での対策や、陽性者への対応など、オフィスで必要な感染症対策について、実際に事業者から寄せられた疑問点を基に、実例を交えて分かりやすく解説している。
https://www.tokyo-cci.or.jp/minato/movie/
横須賀商工会議所(神奈川県、平松廣司会頭・かながわ信用金庫)
同所は、YouTubeチャンネル「ヨコスカイチバン」で飲食店の安全性をアピールする動画を配信している。入店時の検温、手指消毒の呼び掛け、飛沫拡散防止など、それぞれの店舗の新型コロナウイルス感染防止対策の取り組みを伝えることで利用者の安心につなげたい考え。現在、市内16店の動画を公開中だ。
掛川商工会議所(静岡県、藤田哲男会頭・藤田鐵工所)
同所は、ウィズコロナ時代に対応した新しい取り組みや、個性のある店舗づくりを行い、地域の発展や街中のにぎわいづくりに貢献のある優良店舗を表彰する。書類審査後、一般投票を実施して会頭賞などを選出。自薦・他薦問わず、応募は12月10日まで。
http://www.kakegawa-cci.or.jp/syokokai/20211005.pdf
YouTubeチャンネルはこちら
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大阪商工会議所(尾崎裕会頭・大阪ガス)
同所は12月17日、大阪地下街と共同で、AI を活用した商業施設内飲食店のレコメンドサービス「Pictup(ピックタップ)」の実証実験を開始した。同サービスは、同所と産業技術総合研究所人工知能技術コンソーシアム(AITeC)が今年2月に実施した「AI ビジネス創出アイデアコンテスト」でAITeC 会長賞を受賞した大阪ガスの開発によるもの。利用者がスマートフォンの画面上に表示された料理や飲食店の写真から好きな写真を選ぶと、AIがニーズを解析してお勧めの店を提案する。実験は、大阪を代表する地下街「ホワイティうめだ」が発行するグルメ情報誌「食べる本」にPictup のQRコードを掲載し、同施設でどの程度サービスが利用されたか、どのような写真が好まれるかなどを検証する。デジタル化の実装支援とコロナ禍における飲食店の集客回復が狙いで、実用性が確認できれば、他の商業施設・エリアでの活用を検討する。
https://www.osaka.cci.or.jp/Chousa_Kenkyuu_Iken/press/20211216reco.pdf
大阪商工会議所(大阪府、尾崎裕会頭・大阪ガス)
同所は大阪工業大学と協同で設置し運営する都心型オープンイノベーション拠点である「Xport」(クロスポート)において、社会課題や同拠点の会員のニーズをテーマとして設定し、そのテーマを解決するための技術・ビジネス提案を中堅・中小企業、スタートアップ、一人メーカー、学生などから募り、同拠点の会員とマッチングすることで新規事業の創出を目指す「ビジネスミートアップ」を実施している。現在、「with/afterコロナ」で迎える新常態(ニューノーマル)を創造する新規事業提案をテーマに掲げ、行政や民間企業などからの具体的なテーマの提案を受け、Xport会員とのマッチングなどを通じて、事業の具体化を目指す。8月17日まで提案を受け付け中。9月8日には「Xport」において、提案内容のプレゼンテーション、マッチング会を行う
https://www.osaka.cci.or.jp/event/seminar/202007/D22200722018.html
北九州商工会議所(福岡県、利島康司会頭・安川電機)
同所は、産業医科大学、北九州市と連携し、飲食店における新型コロナウイルス感染防止のためのサポート事業を実施している。このほどその一環として、この連携事業の中で制作した「飲食店向け新型コロナウイルス感染対策の手引き」の内容を産業医科大学の医療関係者が分かりやすく解説した動画と、飲食店を利用する際の感染リスクを高める行動や感染リスクを減らす行動などをアニメ動画で紹介する飲食店利用者向け動画「新型コロナウイルス感染対策 飲食店利用時のお願い」の2本を制作、絶賛公開中だ。
1.「飲食店向け新型コロナウイルス感染対策の手引き」の解説動画 講師;産業医科大学・永田昌子氏
2.「新型コロナウイルス感染対策 飲食店利用時のお願い」(アニメ動画)
西都商工会議所(宮崎県、村上牧雄会頭・西都衛生公社)
同所は、料理の持ち帰り(テークアウト)を推進する事業「SamEat」を実施しており、テークアウト用の容器を無料配布している。この容器は、竹とバガス(サトウキビの搾りかす)からつくられた100%天然素材。電子レンジで使え、燃えるごみとして処理が可能。テークアウト利用者からの「使用後の容器の処理に困っている」という声を受け、環境省の「プラスチック・スマート」(海洋プラスチックごみ問題の解決に貢献する取り組み)対象商品を用意し、飲食店へ100個単位で無料配布している。同所に見本を用意して、利用を呼び掛けている。
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