海老名商工会議所(神奈川県)は3月17日より、会員事業者を対象に微酸性次亜塩素酸水(除菌液)の無料供給を行っている。
同所では新型コロナウイルス感染症の発生に伴い、2月下旬に会員事業者への緊急アンケートを実施。マスクや消毒液の不足を訴える声に応えるため、同所会員のクキタのグループ会社、プライムケア東京が扱う「微酸性次亜塩素酸水の生成器」を導入し、会員へ無料で供給を始めている。除菌効果のある微酸性次亜塩素酸水は、厚生労働省により食品添加物としての殺菌料として正式に認められており、手洗い、うがい、テーブルや空間除菌などに幅広く使用できる。スピード感ある対応が功を奏し、設置から1カ月で約500事業者が活用している。利用者からは「消毒液が手に入らないため、非常に助かる」「商工会議所に加入していて良かった」と感謝の声が多数寄せられている。
同所の情報を参考に、厚木商工会議所(神奈川県)、茅ヶ崎商工会議所(同)、三木商工会議所(兵庫県)なども同様の取り組みを行っており、感染症拡大予防対策の一つとして注目されている。
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